花卉(かき)
花卉とは、主に観賞を目的として栽培される草花です。千葉県は全国有数の花の産地。 特に有名なのは県の花でもある菜の花ですが、その他にもパンジー、ビオラ、マリーゴールド等多種多様な花が産出されています。
多彩な花に囲まれている千葉県。ここではそんな千葉の豊かな花卉と、その生産者の方々を紹介します。
『温かい笑顔からつくりだされる花』
笠川泰雄さん
笠川泰雄さん
稲毛にある笠川園芸センターにお邪魔しました!
らん・観葉植物の栽培、造園を市原市で行っていて、笠川さんの家族の方がそれぞれの部門責任者を努めていらっしゃいます。
らん、カトレアを主流としていましたが、最近ではシダなど、葉ものの需要が増えているそうです。
従業員は家族を含め約20名で、以前は研修生も受け入れていました。
研修生の中には、花の栽培が盛んなブラジルからも笠川農園
に学びにきた方もいたとか…。
研修生に対して笠川さん自身「細かいことは教えなかった」と言いますが、今でもたまに連絡がくるそうで、笠川さんの人の良さがそこにうかがえるような気がします。
●様々なところから見える、品質の良さ。
取材をしていたら、綺麗な盆栽や花のラッピング、らんの出展など…所々で笠川農園の品質の良さが見えてきました。
お宅の入り口に飾られている盆栽
笠川さんのお宅でお話を伺ったのですが、まず入り口から綺麗な盆栽に驚かされました。
さらには枝の1つ1つを針金で固定していて、その細かい作業が全ての盆栽に施されていることにも驚きました。
右の写真はその中の1つです。
立派ですね。
盆栽は貸し出しを行っていて、大学の卒業式に使う盆栽としても依頼があるそうです。
続いて園芸センターへ向かうと、綺麗な花が入り口から迎えてくれます。
らんは時期ではなかったので見ることが出来なかったのですが、アンスリュームを中心に色とりどりの花が店頭に並べられていました。
店内の様子
アンスリューム
園芸センターの周りにはホームセンターが建っています。
一般的にホームセンターで購入した花はラッピングではなく、袋に入れ渡されます。
笠川さんは「家に着くまでそのままの品質で花を届けてあげたい。」という思いで、丁寧なラッピングもしてくれるそうです。
そんな笠川さんの心のこもったラッピングも嬉しいですよね。
また笠川農園では、毎年2月上旬から下旬に東京ドームで行われる『世界らん展』に、長年出展しています。
たくさんの農家から、様々な美しいらんが並べられる中に笠川農園のらんもあるのです。
過去に受賞した経験もあるほどです。
このように話を聞くにつれ、花の良さ、笠川農園自体の良さも伝わってきます。
●植物と人との関わり合いの大切さ。
私自身は、あまり園芸センターに行くことがありません。
けれども、たまに母に付き添って中に入ると、綺麗な色合いとその場の空気に癒されます。
「花には癒し効果がありできるだけ多くの人(特に若い人)に活用してほしい。」
「若い人にも関係のあるうつ病などに、花のセラピー効果が必要。」
と笠川さんは言います。

華やかにしたい場において花を使い、色鮮やかに飾られることはありますが、最近ではビジネスオフィスに花(植物)が置かれていたりもします。
堅い雰囲気のオフォスが、やわらかい空気に変わるのでしょう。
今日、花の需要は減少傾向にあります。
笠川農園も影響を受けていますが、笠川さんの笑顔は皆を癒してくれる。
そんな力を持っているように感じました。
それはおそらく、花や緑に囲まれている職業だからこそだと思います。
●インフォメーション
【笠川園芸センター】
所在地:
千葉市稲毛区園生町881
電話番号:
043-254-3311
FAX:
043-255-3200
『花苗と人を育てる笑顔の職人』
有限会社 チャイルドフラワー(千葉市)
代表取締役 横田 剛さん
信念に基づいて
より多くの皆さんへ花をお届けできるように。
チャイルドフラワーは消費者の皆さんのご要望に合わせて約50種類の花苗を生産・販売しています。同じ花の中でも品種が異なるものを含めると生産している花の種類は更に増えます。
一定以上の品質の花を常に安定供給し、お手軽に楽しんで頂ける様にする。花壇を作るのに適した素材を提供しようと考えた所からチャイルドフラワーという独自の花苗が生まれました。
ガザニア
連結ポット
チャイルドフラワーに込めた思い
「チャイルドフラワー」。会社名にもなっているこれこそが横田さんの花苗に対するこだわり。チャイルドフラワーという名前には、子供を育てるかの様に大きく育んで欲しいという消費者の皆さんへのメッセージが込められています。
小ぶりの花苗が4株連結したポット。一株一株は小さい子供だけれど白い根が良く張っていて、花壇やコンテナに植え替えられる為の準備は万全。いざ植え替えると立派に育ち始めます。
花を種から育てるのにもっとも大変な時期の作業を行うのがチャイルドフラワーの仕事。皆さんの元へ届く頃には、花は自分でぐんぐん育つ様になっています。
笑顔で語る横田さん
後世に花を繋ぎ広める為に
花が育っても人材が育たなければ次の世代へ引き継ぐ事はできません。だから花苗の種を蒔くと同時に人材の種を蒔く。横田さんが育てているのは花だけではありません。培ってきた技術を次世代の人に伝えていく事は後の世代にずっと花を提供する為にとても重要な事です。
多くの花は繊細であるが故に過剰に人の手を加える事が一概に良いとは言えません。ある程度まで育った花には自分でどんどん大きくなる力がある。それは人間も同様です。個人の自主性を尊重し、出来る限り好きなように勉強させる、それが横田さん流の人材育成。その為にビニールハウスの一角を提供したりと、フォローは欠かしません。
大きく育った人材が、後に自分の同業者として一緒に仕事をする日が来るのを横田さんは楽しみにしています。
常に先を見据えて
もっと消費者の方々と接する機会が欲しいと考えている横田さん。 今後は花とアミューズメントを結び付け、消費者の皆さんにもっと楽しんで頂ける様な事業展開をしていけたらいいと考えています。
多彩な花をお楽しみください
皆さんの元へ
チャイルドフラワーは(株)フラワータスクフォースを通じて、日本全国のホームセンター、直売所、無人店舗、農協等様々な所で販売しています。多彩な花の中からお好きな種類や色をお選び頂けます。詳細はこちらへ(チャイルドフラワーのホームページへ)。
