お米
千葉県で、主に生産されている品種は「コシヒカリ」、「ふさおとめ」、「ふさこがね」です。
千葉の豊かな気候で育てられた「コシヒカリ」は、食感がよく、もちもちしていて、一度食べたら忘れられません。
「ふさおとめ」は、千葉県農業試験場で開発されました。あっさりとした食味で、粘りは控えめです。
「ふさこがね」は 「コシヒカリ」並みにおいしい品種をと農業総合研究センターでは、開発されました。この米は食味はもちろん病気に強く、倒れにくいという特徴を持っています。
「失敗しても、必ず次に反映できる。」
より良い米作りに向けて、挑戦し続ける
東金市 ライスファームもとごや 鈴木正昭さん
稲作農業と大手保険会社の代理店業との兼業。
年中同じ味で提供できる設備を備え、8ha の農場でできる米の全量を、千葉エコ栽培の基準に基づいて作っています。
「挑戦」をキーワードとする鈴木さんは、従来の稲作農法から、無代かけ移植を始めました。無代かけ移植とは、耕耘砕土後に入水し、しばらく放置した後、代かきを行わずに移植を行う栽培法です。現在は、除草などの理由から全量無代かけにはしていません。
無代かけ移植への挑戦
鈴木さんの圃場は、機械化に向いていませんでした。作土層の特性から、そのまま機械を走らせると沈没してしまうからです。当初は作業性を上げるため、機械化を理由に無代かけ移植を始めましたが、後から生育などについても良い変化が見られました。水が入った状態で撹拌していないので、土にすきまがあり、稲が根を良く張り、生育が良くなりました。その結果、肥料を減らすことができました。
無代かけ移植に挑戦することに対して、不安はあったといいます。約5年の思考期間に、すでに無代かけ移植を行っている農家を数回訪ね、実行までの段取りを考えました。農法の変更は自分だけの問題ではありませんでした。両親を説得することが大変だったそうです。
約5年を経てやっと実現に漕ぎ着けたものの、最初の3年ほどはすべてが手探りでした。この地に合う方法を、地道に探して来ました。
鈴木さんは言います。
「今までと同じことやっていたら、それまで以上にはならないし、次の可能性も見えない。失敗しても必ず次に反映できる。やらないよりはやったほうがいい。」
また、年々下がる米価にも対応できる経営をするためには、田一反あたりの利益を上げなければいけないそうです。そのためには、生産効率を上げる必要があります。 挑戦をし続ける鈴木さんは、さらに作業効率を良くするために、種を直接田にまく直接播種への挑戦を考えているといいます。さらに利益を上げるために、輸出についても考えているそうです。
鈴木さんの米作りへの思い
大震災の影響を受けて
2011年3月11日の大震災で、最も影響を受けたのは水です。取水施設が震災でダメージを受けて通常運転ができていない上に、節電で100%の運転をしていません。しかし、
「ここは液状化もなかったし、機械も壊れてないし、津波で塩も入ってないから本当に恵まれている。」
と鈴木さんは言いました。
それに加え、米の放射能が心配です。風評被害もあり、今後どのように米を売っていくのかが課題です。
今回の地震で、日本の米の大部分を生産していた関東以北が大ダメージを受けました。
「災害の負担がすべて生産者持ちとなると、今の米価ではとても生きていけない。」
今、私たち消費者にできることはなんでしょう。私たちは震災による弊害を受け入れ、検査を通過した米については、値段が多少高くなっても購入しておいしく食べ続けるべきではないでしょうか。
日本の稲作の将来を考える
現在日本では、生産者は減りつつあります。ただそのなかで消えていく技術があり、誰も知らなくなってしまった技術は復活できません。技術が残っていけば、誰かがやるはず。
「次の世代に技術と農地を残していかないといけない。これは、今を作付する僕らの責務で投げ出すわけにはいかいないことである。 私は、農地を個人の所有物とは思わず、みんな(国民)の農地をたまたままかされて管理しているだけ。」
最後に鈴木さんは
「食べることは生きていく上で避けられないこと。だから食べ物をつくる仕事に携われ ることはすばらしい。」
と、私たちに笑顔で話しました。
インフォメーション
ライスファーム もとごや
〒283-0048
千葉県東金市幸田665
TEL : 0475-55-6599
FAX : 0475-55-8700
E-mail : okome@motogoya.jp
HP :
ライスファーム もとごや
HP にて、消費者への情報発信と直販を行っています。
『米は日本の文化』
柏染谷農場 染谷茂さん
◇『文化を守ることは、国を守ること』
染谷 茂さん今、日本では外国産の農産物が溢れかえっています。染谷さんが農家をすることは、 そんな外国の農産物に対抗するという気持ちの表れでもあります。
特にお米を作ることは、日本人の主食ということで誇りを持って作っていると いうことを話していただきました。
染谷さんは柏市で柏染谷農場を運営しています。そこではお米をはじめとする多くの 農作物が作られています。お米に関しては、うるち米ともち米の両方を作っており、 種類にすると7種類にもなります。
『うまい米をつくりたい』とおっしゃる染谷さんのお米は、利根川の水で育てられていて、 農薬や化学肥料を抑えた作物につけられる 千葉エコ農産物の認定を受けています。
ぜひ、食べてみてはいかがでしょうか。
今年の稲、あと1ヶ月ほどで収穫です。
染谷さんは約100haの農地で稲作をしています。
◇千葉で生まれた夢をかなえるお米
直売所で販売している『ゆめかなえ』
現在日本で腎臓病を患っている方は"隠れ腎臓病”の方を合わせると推定約2000万人に のぼるとされています。
腎臓病の方は一日に摂取するたんぱく質の量を制限する必要があります。個人差はあ りますがだいたい30〜50gとされているそうです。
そこで、食べ物を制限しなくてはならない方のために考え出されたお米が、これから紹介 するお米『ゆめかなえ』です。
このお米は体で消化しやすいたんぱく質「グルテリン(グリテリン)」が通常の米より少なく、 消化しにくいたんぱく質を多く含みます。そのため、結果的に多くのたんぱく質が体に吸 収されずに体外に排出されるので、たんぱく質の摂取を制限している方にはおすすめのお米といえるのです。
コシヒカリを例にグラフにしてみると、その差は明らかですね。グルテリンの量が約半分
ということが分かると思います。
そしてこのゆめかなえ、今までのいわゆる「低グルテリン米」の欠点だった食味があまり
よくないという点も改善されており、おいしく食べられる低グルテリン米として現在活躍
しています。
このお米なら家族に腎臓病を患っている方いても家族みんなが同じご飯を食べることが
できます。もちろん食味がよいということで通常米としてもいただけます。
こちらもぜひ食べてみてください。
◇柏で元気に農家をやっていくために
たくさんの農作物が販売されている直売所『かしわで』
染谷さんは農場とは別に、『かしわで』という農産物直売所を運営しています。
この直売所は、外国産に頼らず、日本で作られた作物、柏で作られた作物を 消費者に提供することで生産者と消費者の交流を図り、農業を活性化させて いこうという気持ちが込められています。
ここでの営業以外にも、学校給食への食材の提供や、イベントへの参加を通じて 農業の活性化、地産地消の事業展開を目指しています。
左の写真手前に写っている稲は、子供たちが田植えを行った「かしわで田んぼ」です。 直売所の前で元気に育っています。
染谷さんの育てたブルーベリー
じゃがいもは長い間休耕地だった場所を再生したみらい農場という場所で育てられていて、
カルビーのポテトチップスにも使われています。実はもう食べているかもしれませんよ。
消費者の人たちには、農作物が常にベストの状態である訳ではないことを理解してほしいと 話していただきました。
現在の日本は物が充実していて、欲しい物は簡単に入手することができます。それは それらの物を大量に輸入していることが理由でもあります。
また、多くの消費者は安さを食材に求めて比較的安価な外国産の物に目がいってしまいがちで 農家の方々も苦労しているようです。
しかし、食材を値段で選ぶのではなく生産者がわかる食材を選び食卓にならべることで、 安心安全を得られることはもちろん、さらには多くの人たちが幸せになることが 出来るのではないでしょうか。
◇インフォメーション
柏染谷農場
| 住所 | 千葉県柏市船戸1788ー2 |
| 電話番号 | 04ー7131ー5784 |
今採り農産物直売所かしわで
| 住所 | 千葉県柏市高田100番地 |
| 電話番号 | 04ー7141ー6755 |
| 営業時間 | AM9:00〜PM6:00 |
| 定休日 | 毎週水曜日 |
| URL | http://www.kasiwade.com/ |
『親から子へ世代を超えたお付き合いを』
有限会社 増田ライスファーム(いすみ市)
いすみの大地でスクスク育つ増田舞
増田舞は、関東の米どころである千葉県のいすみ地域で作られます。昔ながらのおいしさにこだわり、減農薬栽培で、自然に近い除湿乾燥のコシヒカリ100%の特別米です。 もみのまま貯蔵された今摺(いまずり)米なので新鮮いきいきしています。配送直前に初めて"もみすり"をして精米するお米です。 このため、いつでも新米のおいしさを楽しむことができます。
広い大地でのびのび育った「増田舞」、味には絶対の自信があります
お客様からの声に支えられて
生産者の増田さん夫妻
「増田舞の他 ふさおとめ、ひとめぼれ、なども生産していますが、一番人気はこの増田舞ですね。」と胸を張る生産者の増田久雄さん。 かれこれ、17年近くお付き合いさせていただいているお客様もいるそうです。親御さんからお子さんへ。ご本人からお友達やお知り合いの方へ。
世代と垣根を越えたご愛顧に感謝し、皆様の食卓の一部を支えていることに 誇りと責任を感じる毎日です。
豊かな自然に囲まれた広大な大地で「増田舞」はすくすくと育ちます

