スタッフコラム

「生命の源、命のもとをつくる」 成田市 若梅農産 若梅繁由さん

自分の人生を見つけるために

トラック運転手、旅行エージェント業の経営など様々な業種を経た後に農業へと携わった若梅さん。自分の人生を見つけるため 農業へ携わろうと決めたそうです。
農業には資格、学歴、規制などは全く関係なく自身の実力やアイディア一つによって大きく変化していく そこが大きな魅力の一つであり農業には多くのビジネスチャンスが眠っていると。

「お米の誇大広告はしない。おいしいと思うのは結局人それぞれの好み。お米自体がおいしいのは当たり前だから」 と若梅さんは思いを語られました。

豊かな水田地帯 干潟八万石での作物栽培

若梅さんは、干潟八万石と呼ばれる水田地帯でお米を栽培しており この水田地帯には「強湿田」であるという特徴を持っています。 この特徴によってお米の収量が多いという利点があり普通の水田よりも多くお米が取れるようです。 しかしその一方で地盤が非常にぬかるんでいる為に農機による機械作業がし辛いという点があります。 しかしそんなぬかるみにも負けない若梅さん所有の大型農業機械はまさに大迫力でした。

様々な工夫が施された稲作

若梅農産での栽培の特徴の一つとして「循環型農業」があげられます。 若梅農産では食用米の他に、「飼料米」も栽培しており栽培した飼料米を肥育牛へ与え 肥育牛の排泄物で作った良質な肥料を水田へ混ぜる事によって、飼料米の輸送コスト削減や 国産飼料の自給率の上昇など様々なメリットがあげられます。 また環境だけでなく、牛と稲から生まれた完熟堆肥はゆっくりと時間をかけて分解されながら土に馴染んでいき健康で力強い稲を育ててくれます。

循環型農業の流れ

またもう一つの特徴として「ラジコンヘリコプター事業」があげられます。 これは、写真のようなラジコンヘリコプターを用いて 農薬散布を行う事により 限定された範囲にのみ散布を行う事ができ 効率化に加え、環境にも配慮されています。

ラジコンヘリコプター

そして 出荷されるお米達

若梅農産で栽培される食用米は「あきたこまち」「コシヒカリ」「ふさおとめ」「ふさこがね」「ヒメノモチ」と多くの種類を栽培しています。

通常のお米に比べ農薬、化学肥料を出来るだけ減らした栽培方法によって立派に育ったお米達は「環境にやさしい農業を進め、安心して購入できる農産物」と「化学合成農薬と化学肥料を通常の半分以下に減らして栽培された農産物」だけに送られる「ちばエコ農産物」の指定を受け納付されていきます。

ぜひ一度 食べてみてはいかがでしょうか。

インフォメーション

有限会社若梅農産
住所 旭市萬力1322
電話 0479-68-2640
FAX  0479-68-2187

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