スタッフコラム

『味わおう、本来の自然』 成田市 秋葉牧場(成田ゆめ牧場)

秋葉牧場について

秋葉牧場は2012年現在において創業125周年。明治時代から脈々と受け継がれてきた伝統ある牧場。その歴史ある牧場が贈るこだわり抜かれた最高品質の牛乳。創業100周年より始まった観光事業。数々のこだわりとは?これらに込められた願いとは?今回は秋葉牧場の誇る牛乳の品質の謎、そして牧場での取り組みに迫っていこうと思います。

高品質な牛乳を提供するために

品質の良い牛乳を作るためには、その元となる原乳へのこだわりが欠かせません。そのため、秋葉牧場では、牧場の方で育てている乳牛から採れた原乳のみを使用しています。生まれた時から搾乳できるようになるまで清潔で明るく、開放的でのびのびとした環境で育てられた乳牛。その乳牛から採ることのできる原乳は、奥深い風味ととろけるような口当たりを持った牛乳を生み出すのです。ですが、いくら品質の良い牛乳を作ることができたからといっても、販売に至るまでにその品質が失われてしまっては意味がありません。そこで秋葉牧場が取り組んでいる牛乳の品質を保つこだわりをご覧いただこうと思います。

こだわりのノンホモジナイズド牛乳

多くの市販牛乳の場合、出荷の前に牛乳に含まれる「脂肪球」というものを潰して全体の品質を均一にならす「ホモジナイズ」という処理を施しています。これによって、私たちの普段飲んでいる牛乳は表面に脂肪の層が浮いてきたりすることなく牛乳を保存しておくことができるのです。ですが実はこの加工処理、牛乳の甘味や口当たりを大きく損ねてしまうのです。
しかし、秋葉牧場で販売している牛乳はこのような処理を施していない「ノンホモジナイズド牛乳」なのです。長期の保存が難しくなってしまうなど、取り扱いが難しくなるという面もありますが、そのこだわりの製法は牛乳本来の風味を私たちに端然と語ってくれています。秋葉牧場では、牛乳の風味を様々な形で表現するために牧場内で多種多様なお菓子の販売も行っています。その牛乳の香り高い自然な味は、食べた人の心を豊かに癒してくれるでしょう。

ブレンドが奏でる自然の調和

ホルスタイン牛とジャージー牛(茶色)

乳牛の品種ごとに採ることのできる原乳の成分は異なります。秋葉牧場では、乳量が多く脂肪分の少ないホルスタイン牛の原乳と、乳量が少ない代わりに脂肪分の多く含まれるジャージー牛の原乳を牧場独自の比率でブレンドすることで牛乳に含まれる脂肪分のバランスを調整しています。これにより、牛乳が持っている自然な甘味を強調しつつ、風味を損ねない絶妙な味わいを実現しています。ただ自然のままを提供するというだけでなく、せっかく飲むのなら自然の旨みを美味しく味わってもらいたいという心意気が垣間見える工夫ですね。

どんな手間暇も惜しまない姿勢

是非とも自然のままで飲んでみたいと思う牛乳ですが、私たち人間には搾ったままの原乳を直接飲むということはできません。採った原乳を一度加熱し、殺菌処理を施すことで初めて牛乳として飲むことができるようになるのです。
このように行われて当然な処理の中にも、秋葉牧場さんにはこだわりのポイントがあります。それは「LTLT法」と呼ばれる殺菌処理です。これは、63.65℃ と比較的低い温度で長い時間をかけて殺菌を行う方法です。この処理に必要な時間はなんと約30分。一方、多くの市販の牛乳の場合、「UHT法」と呼ばれる処理が施されており、120.135℃で1 ~3秒程度の間殺菌を行います。これは時間的には非常に効率の良い方法なのですが、実は牛乳に「焦げ付き」のような風味が付いてしまうだけでなく、多くの栄養分も失われてしまうのです。牛乳の代名詞にもなっているカルシウムも、加熱されることによって人体に吸収しにくい物に変質してしまいます。ちなみにこの焦げ付い た風味、皆さんが普段牛乳の味として認識している味であるとも言われています。皆さんは、もしかしたら牛乳の味を誤解なさっているのかもしれませんね。
LTLT法は、UHT法と比較して殺菌処理に膨大な時間が必要になります。ですが、秋葉牧場さんではおいしい牛乳のために手間暇を惜しむことはありません。そのようにして、美味しくて健康的な牛乳を私たちに提供し続けているのです。ちなみにこのLTLT法、国際乳業連盟(IDF)によって定められた基準に沿ったものであり、世界的に用いられている牛乳の殺菌処理方法でもあります。そのため、宮内庁や天皇家で飲まれている牛乳もこの処理方法によって製造されたものなのです。秋葉牧場さんの牛乳は国際的に認められる牛乳であるといっても過言ではないでしょう。
自然の中にある本来の牛乳を召し上がっていただきたい。その一心の元でお届けする牛乳を、皆さん是非ともご賞味ください。

観光事業

このようにこだわりの牛乳を提供している秋葉牧場さんですが、今から25年程前より観光事業の展開も行なっています。なぜ牛乳を販売するだけでなく観光牧場へ発展させたのでしょうか?
この観光事業、秋葉牧場さんが創業100周年を迎えた年にオーナーの「新しいことに取り組みたい」という意向の元始められたそうです。これは、単純に今までどおりに牛乳をメーカーに卸すのではなく、牧場からお客様に直接牛乳をお届けしたいという思いから、お客様の方からこちらに訪れていただけるような牧場にしたいということで観光牧場への転身を行われたそうです。その様な経緯で始まった観光事業ですが、現在は販売の方だけでなく子供たちの食育への取り組みにも力を入れています。

秋葉牧場では、ヤギや羊などの動物への餌やり、牛の乳搾り等の体験をすることができます。このような場を設けることで動物と触れ合える機会を提供し、子供たちに豊かな感性を育んでもらいたいのだそうです。また、秋葉牧場さんの方で用意されていますアトラクションには電気仕掛けの物は殆どありません。あくまでも子供たちに自然の中にあるもので体を動かして楽しんでもらいたいと考えているそうで、そういったものは置かないようにしているのだそうです。そのほか、様々なイベントを年間を通して実施しているため、どのシーズンに行っても楽しむことができます。秋葉牧場としては、これらの体験・活動を通して子供たちに畜産のサイクルや食べ物についての正しい知識・認識を持ってもらいたいのだそうです。あくまでも子供に楽しんでもらうこと、興味を持ってもらうことが大事であるとも仰っていました。ともかく、多くの人に喜んでもらえる牧場にすることが目標であるそうです。

現代の子供たちの生活からは、食べ物の生産に関わることが切り離されてしまっています。食べ物について考える機会、知る機会を得ることは、将来非常に大きな価値を持つ事につながるでしょう。秋葉牧場では、牛乳は蛇口を捻れば出るようなものではなく、牛一頭一頭から恵んでもらっているものであるということを、様々な取り組みを通して私たちに教えてくれます。そういったことを今の子供に知っておいてもらいたい、そんな思いで活動を行っている秋葉牧場。皆さんも食を考えに一度訪れてみませんか?

インフォメーション
秋葉牧場(成田ゆめ牧場)
〒289-0111 千葉県成田市名木730
アクセス方法
JR成田線滑河駅から無料送迎バスで10分
東関東自動車道成田インターチェンジより約20分
詳しくは こちら
連絡先TEL:0476-96-1001 FAX:0476-96-1055
http://www.yumebokujo.com/

オンライン販売

秋葉牧場では、ホームページで製品のオンライン販売も独自に行っています。今回の取材では「超原乳アイス」を食べてみました。秋葉牧場の牛乳をふんだんに使って作られるアイスクリームは、舌触りもなめらかでありながらまるでシャーベットのような食感も持っており、口に含むと牛乳の香りが柔らかく上品に広がって行きます。牛乳本来の繊細な風味を残しつつも様々な趣向が凝らされた、飽きのこない素晴らしい品に仕上がっています。ぜひ一度召し上がってみてください。
お買い求めはこちらから→成田ゆめ牧場オンラインショップ

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